「鬼威山をゆっくりさせてね」
ある休みの日のことである。とあるお兄さんは少ない休みを満喫していた。
お兄さんの職場は辛く、賃金の安い職場であり、リストラに怯えながら働いている。親から継いだ家に住んでおり、バカみたいな家賃を払わなければならない。さらに彼女もいなく、ただただストレスのたまる毎日を過ごしていた。そんな鬼威山の休める日である。

ふと、外に出て日を浴びようと考えたお兄さん。外に出てストレッチをしていると、「ゆっ・・・ゆっ・・・」と声が聞こえる。声の主を探してみた。庭にある植え込みからだ。そっと見てみた。・・・・ゆっくりだ。ゆっくり。いつの間にかこの世におり、人間からは「しゃべるゴキブリ」と称されるような存在である。
親まりさ「ゆふふこんなゆっくりとしたプレイスさんがあるなんてゆっくりラッキーだぜ」
親子れいむ「そうだねまりさ(しゃ)はてんっさいだね」
赤まりさ「そうだじぇ」
そんな声が聞こえる。鬼いさんは思った。「このゆっくり家族(笑)を壊そうと。」



家からアウトドア用ガスコンロ、ライター、フライパン、ナイフを取り出しゆっくりの巣へ近づいて行った。
「ゆっくりしていってね」鬼威山はゆっくり家族に挨拶をする。
「「「「ゆっくりしていってね」」」」思った通り返ってくる。
以下は、親まりさを「ま」親れいむを「れ」、子れいむを「子れ」赤まりさを「赤ま」と略す。
ま「ゆふふくそどれいがあいさつしてきだのぜはやくあまあまをよこすんだぜどれいとしてあたりまえのことなんだぜ」
「「「あたりまえなんだよ(じぇ)」」」」
「そうか。君たちはなんでここに住んでいるんだい?」聞いてみた。
れ{まりさはてんっさいなんだよ。くそどれいのプレイスのちかくにすめばらくにたべものさんがてにはいるもんね。そこらへんのやせいゆっくりはたべものさんをえられないまま
「がし」
するんだよわたしたちあたまがよくってこめんにぇえ}
{そうか・・・君たちは「ゆっくり」できるなら、何でもするんだね。悪いことでも。}
ま「あたりまえなのぜ。このおばかくそどれいはやせいのくずゆっくりいかなのぜ。まりさたちがあたまがいいのがわかったらはやくあまあまをよこすんだぜ!!」
「よこしぇ、よこしぇ、くしょどりぇい!!」
鬼威さんは、どれい、ゆっくり以下と言われ、憎悪を覚えた。この人を馬鹿に・・・いや、全生物、ゆっくりをも馬鹿にする屑どもに、憎しみを覚えた。

「君たちのゆっくりプレイスを見せてくれないか?」そう鬼威山は聞く。
ま「ゆへへまりさたちのゆっくりぷれいすをみてしーしーもらさないでだぜ」
そう言われるままに見えたのは土に葉っぱ(カーペットのつもりか?)その上にビー玉、
ちょっとした箱の中に鬼威山が育てている花の実があった。(貯蔵庫かな)
れ「ゆふふれいむはこーでぃねーとのたつじんなんだよくそどれいにはできないげいだね」
子れ「おきゃーしゃはたつじんでおとーしゃはてんしゃいしあわせすぎてごめんにぇえええ」
家族の話が終わると、糞饅頭どもは鬼威山を嘲るような顔を見せてきた。
鬼威山はそれを見て、
ばこっ ばごおおおんとゆっくりプレイスを思いっきり踏んずけた。ゆっくりたちにはその意図がわかるはずもなく、その行為を見て、
「「「「どうしてそんなことするのおおおおおおおおおおおおおおお」」」」そう叫んだ。
ま「おいくそどれいっすぐにやめないとせいっさいするのぜ!だいたいさいきんのくそどれいはいみのわからないことしかしないのぜあたまがいかれてるのぜ?」そう言ってきた。
{ん?でもさっき言ったよね?「ゆっくり」できるなら何でもするって。僕はこの小汚いプレイスをぶっ壊せば「ゆっくり」できるんだ。ゆっくり理解してね。}
ま「はあああああああああくぁwせdrftgyふじこlp;@:」
「ああそうだあと君たちをいたぶるともっと「ゆっくり」できるから。」
そう鬼威山は言い、プレイスを依然壊し続けている。
そしてかつてゆっくりとしたプレイスはまさにゆっくりできない地獄のような景色になってしまった。無残にも踏みにじられた食料。食べられるようなものではない。
子れ、赤ま「あ・・・あ・・・」子供たちが大切にしていたビー玉さん。壊れはしなかったがただの汚い塊となってしまった。
「ゆわああああああああああああああああああ」「なにしやがるのぜええええええくそどれいはせいっさいしてやるううううううううううううううう」そう叫び、鬼威山に飛びつく。
「ぼこっ」そんな音がした。やったまりさは人間を倒した!やっとゆっくりできる・・・・そう感じたが、それは間違いだった。目に見えるのは家族のあんぐらと口を開けた姿。飛び出るあんこ。恐怖を感じた。しかし本能とは恐ろしく、叫ぶよりも先に「おそらをとんでるみたい」としか言えなかった。 べちゃっ そういう音とともに痛みを感じた。「ゆわああああああああ」「安心してね永遠にゆっくりになんかさせないから。じゃないと「ゆっくりできないからね。」
まずは子供からだ。親からだと逃げられるから。
不運にもトップバッターは子れいむだ。
「さて・・・まずはあんよ焼きだな」
「やべてくださいいいいいいいいいいいおちびちゃんだけはああああああああああ」
鬼威山は笑って言った。「ゆっくり」と。
「ゆわああああやmおしょりゃをとんでりゅみちゃい」と子れいむは言った。
「やめちぇね やめちぇね」そう言われるが、お構いなしにライターへ近づける。
ジュウウウウウウウウウ そんな音とともに「ゆんやあああああああづいいいいいいいいいいいいい」と声をあげた。「ゆっくりできるねええええ」そう鬼威山は言った。暫くしてあんよ焼きは終わり、ナイフを取り出した。スッ スッと皮をむいていく。子ゆっくりは結構薄皮のため、誤って中枢餡を傷つけないよう、気を付けながら剥いていく。そしたらすぐに炙る!「ゆべべべべべべ」そう、子れいむは叫んでいる。そうして、餡を固める。最後にお飾りをのせて完成だ家族の元に戻す。
親れ「ゆわあああああああおちびちゃああああああんすぐにぺーろぺろするからねええええ」
「あ、やめた方がいいよおちびちゃんが 崩 れ る かもね さて、次は赤まりさだね」
子れ「ゆっゆっなんじぇこんにゃれいみゅたちわるいことしてないにょに・・・」
親れ「ゆわああああおちびちゃんはやくれいむの口の中に入ってねえええ」
あっ、と思ったのもつかのま、次の標的の赤まりさはれいむの口の中に入ってしまった。
「あーあやられたよまったく不幸だ・・・」「ゆふふもうおちびちゃんにはいきじごくさんはあじあわせないよ」れいむは思った。
「まあいいか一匹ぐらい」と、れいむの口をそこら辺の木で地面に固定した。「んーーーんーーー」そんな叫び声が聞こえる。そしたら次はこれだ。「あまあま」を見せる。
れいむはきらきらしためで、「んんんん(あまあま)」といった。
そして私は、チョコをくだき、隙間から口の中に入れる。
一方、口の中では・・・・
赤ま「ゆふうおきゃーしゃのくちのなかはゆっくりできるじぇ!もうゆっくりできない思いはごめんなんだじぇ!ゆ?あ、あみゃあみゃだじぇ!!ゆっくりいただきますのじぇ!!」・・・・バクバクとチョコレートを食べる。ゆん国に上るような味だ!しかしまりちゃはきずかなかった。ゆん国ではなくゆ獄に行くことを。
「にゃんだかうんうんをしたくなったのぜまりちゃのすーぱーうんうんたいむはじまるよーーー」そういってうんうんを出した。「ゆふーしゅっきりしたのじぇ。ゆ?ゆわああああああにゃんじぇうんうんがあるんだじぇええええぐじゃいいいいいいはやくうんうんさんどこかいっちぇねえええええ」そうまりちゃは叫んだ。
その叫びが聞こえるのか、れいむは、涙を流している。さて、もってきたフライパンに油をそそぎ、コンロの火をつける。そしてれいむを持ち上げ、・・・・焼く!!! 「「ゆばあああああああああじゅいいいいいいいい」れいむの中にまりちゃがいるため、叫びは2倍である!!れいむはおちびを2ゆんもなくし気絶してる。口の中を見てみると、真っ黒のなにかがそこら中に飛び散っていた。
さてと・・・「そこで死んだふりをしているまりさくん、君の番だよ」そういう。
ま「どぼじで・・・ごんなごどずるのおおおおおおおゆっぐりだっでいぎでるんでずうううううなんでにんげんだげごんなどくせんするのおおおおお」
鬼威山はいった。{だから何度も言ってるではないか。僕は君たちをいたぶると、「ゆっくり」できるからね。とてもすっきりしたよ。ありがとう。まりさ。いやまりさ一家。お礼に「天才」のまりさにはひどいことはしないよ。もう十分ゆっくりできたからね。}
ま「ゆわあああああああああああもういやなのぜえええええええええええええええ」
さあ、これで最後だ。
段ボールを地に置き、そこにゆっくりの家族をおく。
親まりさ、親れいむ(赤まりさの残骸)、餡子だけの子れいむ
こいつらを並べ、「すっきりー。ゆっくりしていってね」と鬼威山は言い、家に帰って行った。うしろから、「ゆっゆ」だの「ゆ・・・っぐり・・・じでいっでね・・・」なんて言葉が聞こえてくるが、もう気にしない。
そして、雨が降った。しかし鬼威山の気分は仕事のストレスが吹き飛ばされたような、スッとした気分だった。
ゆっくり一家の行方は、誰も知らない。

【おわり】

========あとがき============
ふと、深夜テンションで書いてみた、「処女作」です。お気づきの方はもう察しているとは思われますが、これは「羅生門」という話をもとにしてみた作品です。最初は、「ゆ生門」という名前にしていましたが、あまりにも内容が違いすぎるので、題名をこの名前にさせていただきました。
皆様の作品と比べるとまだまだ虐待描写が甘かったり、誤字、脱字があったりと下手なところがありますが、これからも成長していきます!!
最後に、読んでくださり、ありがとうございました!!
Next yukkuri time