「ここを、まりさたちのおうちにするんだぜ!!」

声高らかに宣言する一匹のゆっくり。 
薄汚れた風貌の成体まりさが、得意そうに踏ん反り返っている。 
その後ろには、同じく薄汚れた成体のれいむと、二匹の子ゆっくり。 
れいむ種とまりさ種が一匹ずつという、シンプルな組み合わせの家族構成だ。


「ゆっわぁぁぁぁ!ひろいのじぇぇぇぇ!すごいのじぇぇぇぇ!」

「ここが、じぇーんぶ、れーみゅのものなの?ゆわぁぁぁい!ゆっくちー!!」

「すてきなおうちだね!ここなら、かいてきにくらせるよ!たくさーん、ゆっくりしようね!!」

おうち宣言が済んだ途端に、ゆんゆんと騒ぎ始める子ゆっくり達。 
元気に飛び跳ねたり、床をコロコロと転がったり、体を伸ばしてみたりと、思い思いの方法で新しい我が家が手に入った事に喜んでいた。 
そんな子ゆっくり達を見て、幸せそうに微笑む二匹の親ゆっくり。 
これから自分達は何時までも幸せに、ゆっくり出来ると確信していた。



パンパンパンパンパーン! 
ドドドドドドドドドドンドドン!!ジャ~~~ン!! 
パッパラパパパパ~ン!!

『ゆがっ?!』

突然鳴り響く破裂音。 
それに続いてのドラムロールとファンファーレ。 
突然の事態に驚き固まるゆっくり一家。 
天井に取り付けてあったくす球が割れ、中から紙ふぶきと垂れ幕が飛び出した。

『祝 おうち宣言100組達成』

「ゆわぁぁぁ!きれいなんだぜ!せかいがまりさたちを、しゅくふくしているしょうこなんだぜ!!」

「ゆわぁぁぁぁ!れいむほどじゃないけど、とってもきれいだよ!ゆっくりできるよぉぉぉぉ!!」

「ゆわぁぁい!このきらきらしゃんは、ぜーんぶまりちゃのものなのじぇ!ゆっくちー!」

「じゅるいよ!れーみゅだって、きらきらしゃんほしいよ!ひとりじめは、ゆっくちできにゃいよ!!」

固まっていた野良一家は、くす球から降り注ぐ色紙に目を奪われていた。 
親ゆっくりは目を輝かせて紙ふぶきを眺め、子ゆっくり達は床に落ちた色紙を舌で舐めとって集めている。 
当然、垂れ幕に書いてある字など読めるはずもないのだが、野良一家はこれが自分達を祝福しているものだと確信していた。

そこに突然一人の男が現れた。 
男は野良一家を手際よく透明な箱に詰めると、箱から出られないように蓋をした。 
野良一家はまたもや、何が起こったのか理解出来ずにしばらく固まる。

「ゆっがぁぁぁぁ?!なんなんだぜ、おまえはぁぁぁ?!ここは、まりさたちのお 『はいはい、そういうのは良いから』 ゆゆ?」

硬直から解けた親まりさが、男に向かって罵声を浴びせるが、男はそれを遮って話を始めた。

「良く聞けお前ら!ここは俺の家…正確には物置を改造した家だ。お前達は、俺の仕掛けた罠にはまったアホ饅頭と言う訳だ」

「ゆぅぅぅ?!なにいって 『ドカッ!』 ゆっぼぉぉぉ?!」

早速男に抗議す様とした親まりさだったが、男は親まりさが声をあげるとすぐに透明な箱を蹴った。 
野良一家は箱の中をコロコロと転がり、壁にぶち当たると涙をポロポロと流して泣き叫んだ。

「ゆびぇぇぇぇん!いたいのじ 『うるせぇ!黙らねぇと、問答無用でひねり潰すぞ!』 ゆぴぃ!」

真っ先に泣き始めた子まりさを、男は睨んで威圧する。 
それを見た子まりさを含む野良一家は、涙目のまま思わず押し黙った。

「よし、それでいい…さて、説明するぞ。お前達は、この家でおうち宣言をした、記念すべきゆっくり一家100組だ。まったく、人間の家に入れば、すぐそのアホな宣言ばかりしやがって…」

『ゆぅぅ?!』

「まあ記念だからと言って、お前達をゆっくりさせてやる事は当然ない!その代わりに祝ってやろうと思う」

「ゆゆ?!それなら、さっさとおいわ 『最高の苦痛と恐怖で、お前達お祝福してやろう!!』 ゆっがぁぁぁ?!」

男の言葉を聞き終った野良一家は、口々に罵声を浴びせる。 
狭い箱の中をピョンピョン飛び跳ねて膨れ上がったり、揉み上げやお下げをワサワサと動かして怒りはじめる。 
男はそんな野良一家を品定めするようにじっくりと見渡すと、箱の中から子まりさを取り出した。

「ゆわぁぁぁい!おしょらを!…ゆぅぅぅ?!なにしゅるのじぇ!はなすのじぇ!せいさいされたいのじぇ?!」

「ふむ、それなりに生きがいいな。よし、お前には素敵な曲をプレゼントしよう」

そう言うと男は、子まりさの口と底部にガムテープを張り、背中にオレンジジュースの点滴を突き刺した。 
そして、何やらコードの付いた機械を子まりさの体につけると、小さな蓋付きの透明な箱に入れた。

「これはな、貼り付けた物を何でもスピーカーにするって面白アイテムなんだ。今からお前はゆっくりスピーカーだ!」

男はコードの先に付けられた、音楽プレイヤーの再生ボタンを押した。 
すると、突然子まりさがガタガタと震え出して、体から音を出し始めるのだった。

「ひゃははは!面白いだろ?これってお前らが喋る原理と同じらしいな。体を振動させて音が出る。まるで自分が歌ってるみたいだろ?曲は『ゆっくりデスメタル』だぁぁ!!」

ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!ドドン♪ドドン♪ドスドスドスドスドドドドドッ♪

ゆっくりの叫び声ともに、激しいドラム音が鳴り響く。 
荒ぶるギターと共に、ゆっくり達の鳴き声や叫び声、断末魔が響き渡る。 
この曲は某メタルバンドが、ゆっくりの絶叫を集めて曲にした物。 
ゆっくりを痛めつけ、殺した時の叫びがそのまま曲になっているのだ。

子まりさは両目を見開いて涙を流しながら、まるでゆっくり達の絶叫に合わせて踊っているかの様に体を激しく振動させている。 
複数のゆっくり達の悲鳴や叫び声が、自分の体の中から聞える。 
子まりさには、それがたまらなく恐ろしく、そしてゆっくり出来ない苦痛となった。 
だがどんなに体を捩っても、どんなにお下げを振り回しても、音が聞えなくなる事はない。 
子まりさが苦しそうに体を振って泣いていると、振動の影響で子まりさの底部の一点がムクムクと盛り上がり始める。

「はははっ!見ろ!こいつ、同族の叫びを聞きながらおっ立ててやがるぜ!!こりゃ傑作だ!!」

子まりさは顔を赤らめながらも、苦しそうに身を捩っていた。

「やべろぉぉぉぉ!おちびになにをしたぁぁぁぁ!ゆるさないんだぜぇぇぇぇぇ!!」

「ゆっぎぃぃぃぃ!くそじじぃぃぃぃ!ぜったいにころしてやるぅぅぅぅ!!」

子まりさの姿を見て、顔を真っ赤にして怒る親ゆっくり達。 
だが男はそんな親ゆっくり達を気にもしないで、淡々と話を始める。

「あーそうそう、おうち宣言したのはお前達で100組目なんだが、実はゆっくり数は今までで348匹なんだ。何だかキリが悪いだろ?」

「ゆゆぅ?!なにいってるんだぜぇぇぇぇ!おちびをここからだせぇぇぇぇぇ!!」

「そこでだ、せっかくだから500匹達成しようと思うんだ。お前達一家で+4匹だから、352匹。あと148匹足りない訳なんだが…」





「ゆっぎぃぃぃぃ!もうやだぁぁぁぁ!すっきりじだくないぃぃぃぃ!あかちゃん、つくりたくないぃぃぃぃぃ!!」

「ごめんねでいぶぅぅぅ!!からだが、とまらないんだぜぇぇぇぇ!までざだって、ずっきりじだくないんだぜぇぇぇぇ!!」

涙と涎と変な汁を撒き散らしながら、親ゆっくり達が子作りに励んでいる。 
親れいむは逃げられない様に器具で固定されており、二匹には子まりさと同じ様にオレンジジュースの点滴が付けられている。 
親まりさの体には、小型の振動機が取り付けられており、このせいで強制的に発情状態にさせられていた。 
親れいむの額からは沢山の茎が生え、次々と赤ゆっくりが生れ落ちていった。

「かわいーれーみゅが、ゆっくりうま 『グチャ!』 びゃ!!」

「かわいーまりちゃが、うまれちゃよ!ゆっくちして 『ビチャ!!』 びゅ!」

生れ落ちた瞬間にハンマーで潰される赤ゆっくり。 
これから生れ落ちると宣言している最中に潰される赤ゆっくり。 
目を開けた途端に潰される赤ゆっくり。 
床に着地したと同時に弾け跳ぶ赤ゆっくり。

二匹の親ゆっくりは、次々に生れ落ちては殺されていく自分の赤ゆを、両目を真っ赤にして眺めていた。 
それでもすっきりを止める事が出来ない親まりさ。 
赤ゆの作りすぎて死ぬ事すら出来ない親れいむ。 
子れいむはそんな両親の姿と、生まれてすぐに死んでいく妹達を見せられながら、赤ゆの死骸を食べさせられていた。

「ゆげぇぇぇ!もうやだ!だべだくないいぃぃ!ぐもも!もがぎぃ!あまあま!しあわ…ゆぴぃぃぃ!ゆっくちできにゃいぃぃぃ!」

男が手際よく始末していく赤ゆっくりを、流れるように口に入れられる子れいむ。 
口から吐き出そうとしても男の手に遮られ、尻からひり出そうとしても、既にあにゃるはボンドで塞がれていた。 
体は大きく膨れ上がり所々破けるが、その度に男が手際よく子れいむを治療していった。 
子れいむは、無駄に高いその再生能力のせいで、何時までも苦痛を味わう事になった。

そして3時間ほどたった頃。 
生え始めた茎を男が毟り取ると、ようやく二匹の生産活動は終了した。

「あっと、危ない危ない。148匹を超えるところだった。面白すぎて、ついついやり過ぎちまう所だったぜ!」

そう言うと男は、額の汗をぬぐった。 
親ゆっくり二匹は、体積こそそれほど変わってはいなかったが髪はぼさぼさに乱れて、疲れきった顔をしていた。 
親まりさのぺにぺには真っ赤に腫れ上がり、あちこち皮が破れて餡がこぼれていた。 
親れいむのまむまむもだらしなく開いた状態で、中からドロドロとした餡が零れていた。 
子れいむは親と同じくらいに体が肥大していたが、目や口などのパーツはそのまま大きさが変わっていなかった。 
元が子ゆっくりとは思えない、アンバランスな姿になっていた。

「ゆび…ぎぎぃ…れいむの…あがちゃ…ぎぎぎ…ゆっくち…ゆっくち…」

「ゆがが…までぃざのぺにぺに…いだいぃぃ…もうやだ…おうちにかえじで…」

「ゆっぴっぴぃ~!あまま!おいちー!いもーちょ!おいちー!ゆけけけけ!」

疲弊した親ゆっくりを楽しそうに眺める男。 
子れいむは壊れかかっているのか、焦点の合わない目でケタケタと笑っている。 
男はそんな子れいむに活を入れるべく、まむまむに火のついたマッチを押し込んでいった。

「ゆけけけ…ゆっびゃあぁぁぁぁぁ?!あっちゅい!れーみゅのまむまむが、あっちゅいぃぃぃぃ!!」

それまで空ろだった子れいむの目に活気が戻り、子れいむは揉み上げをワサワサと動かして泣き叫んだ。 
それを見た男は満足そうに笑うと、親二匹と子れいむにオレンジジュースを浴びせた。

「ゆびぃ…ゆぎぎ…どぼじでこんなこと…するんだぜ…まりさだちは…なんにもわるいこと…してないんだ…ぜ…」

「どうしてって?そりゃ、この家でおうち宣言したのからこうなったんだ。他の家だったら違う結果があったかもな。それに俺も悪い事はしてないぜ?」

「なにいってるんだぜ!これだけのこ 『野良ゆっくりで遊ぶのが、悪い事なのか?』 ゆぅぅぅ?!」

男は喋りながら、子まりさについていた点滴と機械を外した。 
子まりさは目を真っ赤に腫らせながら涙を流し、それでも体が止まらないのか、狂った様にヘッドバンキングするかの様に激しく動いていた。 
ぺにぺには自分の身の丈ほどに腫れ上がっており、その先は男の手によってボンドで固められていた。

「ゆびゅー!ゆびゅー!げべべべ!ごぼぼぼ!ゆげげげげ!ゆっくちー!しゅきりー!ゆっくちー!がががが!」

口に貼られたガムテープが外されると、子まりさは意味不明な言葉を淡々と喋り出した。

「ほら見てみろ。同族の叫びでこうなったのか、お前らの汚い『すっきりー』を見てこうなったのかは知らないが、醜い姿だろ?面白いだろ?」

「ゆっがぁぁぁぁ!なにいってるんだぜ!おまえのせいで、こうなったんだぜぇぇぇぇ!ごろじでやるぅぅぅ!ごろじでやるぅぅぅ!!」

親まりさは変わり果てた子まりさを見て、疲弊しきっていた事も忘れたかのように大声で怒鳴った。 
だが男は特に気にする様子もなく、腫れ上がった子まりさのぺにぺにを根元から鋏で切り落とした。

「ゆぴゃ?!ずっぎぃぃぃにぃぃぃぃ?!ゆっぴぃぃぃぃぃ!!」

切り落とされたぺにぺにから、勢い良く餡が飛び出す。 
子まりさはそれを自ら浴びてしまい、額に茎を生やし始めた。 
男はそれを素早く摘み取ると、ぺにぺにと一緒に子まりさの口に無理やり押し込んでいった。

「ゆぎゃぎゃ!ごもも!ぐぼごべ!ごべぇ!ゆげろぉぉ?!げは!ごは!ゆっ…ゆっ…ゆっ…ゆっぴぃぃぃ?!」

「どうだ?少しは意識が戻ったか?簡単に壊れ饅頭になったんじゃ面白くないからな」

「ゆっひっ………ゆっぴぃぃぃぃぃ!やじゃ、やじゃぁぁぁぁ!ここはゆっくりできないのじぇぇぇぇぇ!おうちかえりゅぅぅぅ!!」

虚ろな目をしていた子まりさは、男にオレンジジュースを注射させると高い声で悲鳴を上げた。 
そして男の顔を見てガタガタと震えだす。

「おい、そこのゴミまりさ!お前、家族の前でうんうんしろ!」

「ゆぅぅぅ?なにいってるんだぜぇぇぇぇ?!どぼじでまりさが、そんなことしなくちゃいけないんだぜぇぇぇぇ!!」

「ふふ、まあそう言うとは思ってたよ。じゃあ、代わりに子まりさに辛い目に合ってもらうよ」

男は部屋に置いてあった水槽をまりさの目の前に持ってると、ペットボトルに入っていた水を水槽の中に注いでいく。 
水槽の半分ほどが水で満たされると、今度はベルトがついた円盤のような物を水槽の中に沈めた。 
そしてそのベルトで震えていた子まりさを外れないように固定した。

「ゆびゃぁぁぁぁん!おろしちぇよぉぉぉ!うごけにゃいよぉぉぉ!ゆっくちできにゃいよぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!」

「外してもいいけど、そしたらお前、水に落ちるぞ?それでもいいのか?」

「ゆっぴぃぃぃ!いやにゃのぉぉぉ!おとーしゃん、たすけちぇよぉぉぉ!!こわいのじぇぇぇぇ!ゆびゃぁぁぁ!」

「それ無理だって!お前のおとーしゃんが、俺の言う事素直に聞かないからこうなったんだ。それより知ってるか?人間水車ってやつ。これはそのゆっくり版なんだよ」

親まりさに助けを求める子まりさ。 
ベルトに固定されながらも必死に体を捩るが、男の言葉を聞いて大人しくなる。 
男はそんな子まりさが固定されている円盤を、ゆっくりと動かし始めた。

「ゆゆぅぅ?!なにこりぇぇぇ!おみずしゃんが、こっちにくりゅぅぅ?!ゆげごぼぼ!…ぼご!…げぼ!…」

円盤に張り付いた子まりさは、そのまま水槽の中に沈んでいった。 
そしてしばらくすると、水面から顔を出してむせ返る子まりさ。

「ゆげっ!げぼっ!ごぼ!ゆぜぇ…ゆぜぇ…ぐるじがっだよぉぉ…どぼじで…こんなごど…」

水に潜っていたのは10秒もなかったのだが、子まりさにはそれでも十分長すぎる程の時間だった。 
そうして咳き込んでいる間にも、再び子まりさに水面が迫っていた。

「ゆぅぅぅぅ?!やじゃ、やじゃ、やじゃぁぁぁぁ!!おみじゅしゃん、あっちいっちぇよぉぉ!まり…ゆごぼぼ…」

子まりさはゆんゆん騒ぎながら、再び水の中に沈んでいった。



「やめろぉぉぉ!やめでよぉぉぉ!までぃざ、にんげんさんのいうことききますから、うんうんしますから、もうやめでくだざいぃぃぃ!!このままじゃ、おちびちゃんが、しんじゃいまずぅぅぅ!!」

子まりさが5回転ほどさせられて、ようやく親まりさが折れた。 
一緒に子まりさを見ていた親れいむと子れいむは、子まりさの苦しんでいる様子を見るのが耐えられなかったのか、白目をむいて気絶していた。 
短い時間とはいえ、水に何度も漬けられた子まりさは、体の皮がブヨブヨにふやけて、髪の毛が皮にぴったりと張り付いていた。 
お下げのリボンは水に溶け、三つ編みが解けてボサボサになってしまい、帽子も水を多く含んだせいで型が崩れていた。

「ゆび…び…ぎぎ…じぬ…じぬ…ごぶ…ゆっぐぢ…ゆっぐぢ…ごびょびょ…」

子まりさは、ふやけた皮で半分ほど隠れた目をグルグルと回しながら、ガチガチと歯を鳴らしてブツブツと何かを喋っていた。 
親まりさはそんな子まりさを涙目で眺める。

「ほら、まりさがうんうんするぞ!さっさと目を覚ませよ!」

男は気絶していた親れいむと子れいむを殴って叩き起こすと、今度は子まりさの瞼を毟り取った。 
子まりさは痛みで意識を取り戻すと、瞼を失った目で親まりさを見つめた。

「ゆびゅぅぅぅ!このくしょおやぁぁぁ!どぼじでおまえのぜいで、まりちゃがこんなめにいぃぃぃ!!じね!じね!じねぇぇぇ!!」

「ごべんねぇぇぇ!おちびちゃん、ごべんねぇぇぇ!いまから、おとーさんが、うんうんするよぉぉ!そしたら、にんげんざんがゆるしてくれるよぉぉぉぉ!」

親まりさは、子まりさに向かって何度も頭を下げるような仕草をして謝ると、あにゃるを家族の前にさらけ出した 
そして顔を赤らめると、あにゃるに力を入れ始める。

「うぅぅ…うんうんするんだぜぇぇぇ!!ゆぐっぐぅ…」

親まりさは悔しそうに唇を噛むと、家族の見てる前でうんうんをひり出した。 
親れいむと子れいむもその姿を悔しそうに見つめ、子まりさは卑しく笑った。

「みじめなのじぇぇぇ!このくしょおや!どーなのじぇ!まりちゃは、もっとつらいめにあったのじぇ!いいきみなのじぇ!ゆぷぷぷー!」

「はははっ!最初からこうしていれば、お前の子供に嫌われる事もなかったのにな!ほら、次はそのうんうんを美味しそうに食べろよ!」

「ゆぅぅ?!なにいってるんだぜぇぇぇぇ?!どぼじで、そこまでしなくちゃならないんだぜぇぇぇ!ゆっぎぃぃ!もうゆるさないんだぜぇぇぇ!!」

更なる男の要求に激怒した親まりさ。 
だが男はそんな親まりさを押さえつけて口を開くと、親まりさのひり出したうんうんを口の中に納めていった。

「ゆごご!ぐべっ!ゆっげぇぇぇ!げぼ!ごぼ!やべろぉぉぉ!げげ!までぃざ、うんうんたべだくないぃぃぃ!ごぼ!げもも!」

「までぃざぁぁぁ!ゆうぅぅぅ!!やめでよぉぉぉ!れいむたちが、なにをしたっでいうのぉぉぉ?!」

「ゆんやぁぁぁ!おとーしゃぁぁぁ!どぼじでぇぇぇぇ!ゆっくちできにゃいぃぃぃ!!」

「ゆぷぷ!ばかなのじぇー!おぉ、あわりぇあわりぇ!まりちゃがくるちんだぶん、ゆっくちくるちむのじぇ!!」

親まりさは苦しそうに涙を流して、お下げをぶんぶんと振りまわす。 
それを見ていた親れいむと子れいむは、泣きながら男に訴える。 
だが子まりさは、苦しんでいる親まりさを見て大喜び。 
男はそんな子まりさの様子に気が付き、親まりさにうんうんを食べさせるのをやめた。

「ゆゆ?なにしちぇるのじぇ?そのくしょおやに、もっとじごくを、みせてやるのじぇ!もっとゆっくち、できなくしてやるのじぇ!!」

「おい!何勘違いしてんだ?何で俺に命令してんだ?お前をもっとゆっくり出来なくしてやろうか?それともそろそろ死ぬか?」

男は子まりさから帽子を奪い取ると、それを逆さにして水槽に浮かべた。 
そして親まりさのうんうんの残りを、帽子の中に入れていった。

「ゆびゃぁぁぁぁ?!なにしちぇるのぉぉぉ!まりちゃのおぼーち!やめちぇよぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁ!」

「お前の素敵なお帽子、どれだけうんうん積めるかな?ほら、お前もうんうんしろよ!」

男は親れいむを持ち上げて子まりさの帽子の上まで持ってくると、帽子に向かってうんうんをしろと命令した。

「ゆぅぅぅ?!そんなこと、できるわけないでしょぉぉぉぉ?!」

「出来るとか出来ないとかは聞いてねえよ。やれって言ったんだよ!やらないって言うなら、お前のリボンをバラバラにするぞ!」

親れいむは男を睨んでそれを拒否する。 
すると男は片手で親れいむのリボンを、少しずつ千切って水槽の中に捨て始めた。

「やべでぇぇぇ!おりぼんさん、ちぎらないでぇぇぇぇ!します!しますからぁぁぁ!うんうんしますから、もうやべでぇぇぇ!!」

親れいむは揉み上げをワサワサと動かして、泣きながら底部に力を込める。 
あにゃるが次第に広がっていき、うんうんが徐々に顔を見せ始める。

「ゆんやぁぁぁぁ!なにしちぇるのじぇぇぇぇ!やめちぇよぉぉぉ!まりちゃのおぼーちに、うんうんしにゃいでよぉぉぉ!!」

子まりさは涙を流して必死に親れいむに訴える。 
だが親れいむも自分のリボンが大切なのか、悔しそうに口を歪めながらもうんうんをひり出した。 
うんうんは子まりさの帽子の上にモリモリと積み上がっていき、子まりさはそれを見て絶叫した。

「ゆっびゃぁぁぁぁ!!まりちゃのおぼーち!やべろぉぉぉ!ゆぴぃぃぃぃ!ゆぴぃぃぃぃ!」

「ごめんねぇぇぇぇ!ごめんねぇぇぇぇ!おちびちゃん、ごめんねぇぇぇぇ!!」

親れいむは泣きながら謝罪しつつ、うんうんを排泄し続けた。 
しばらくすると、歪な形に積み上げられたうんうんのせいで、帽子がバランスを崩し始める。 
そしてついに帽子が転覆し、うんうんと共に水槽の底に沈んでいった。

「ゆっぎゃぁぁぁぁ!までざのおぼーぢがぁぁぁぁ!しずまないでよぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!」

男は帽子が沈んでいくのを見届けると、子まりさを固定していたベルトを外した。 
そして尻をブリブリと振って暴れる子まりさを、そのまま水槽の中に落とした。

「ゆっびゃっぶ?!ゆぶぶ!げぶぶ!おぼれりゅ!たすけちぇ!ゆっくちぃぃぃ!ゆっくちぃぃぃぃ!」

「ほら、早く潜って帽子を取りにいかないと、全部溶けてうんうんと混ざるぞ!」

男は子まりさを掴むと、無理やり水槽の底まで沈めた。 
子まりさは尻をブリブリと振りながら、お下げを振り回して抵抗する。 
だが男の力には適わず、水槽の底に顔を押し付けられてしまう。 
苦しそうに口を閉じながらも、自分の帽子を探そうと周囲を見渡す子まりさ。 
帽子を見つけて動き出そうとするが、水分を含んだ体は思うように動かなかった。 
それでも少しずつ這いながら、帽子を目指して進んでいく子まりさ。 
髪の毛が水に溶けて少しずつ消えていき、体の皮がどんどん水を吸い上げて膨れていくが、それでも子まりさは止まらなかった。

(ぐるじぃ…でも、おぼーち…おぼーちがないと…ゆっくちできにゃい…ゆっくち…ゆっくち…)

ふやけた皮がポロポロと崩れ、剥きだしになった餡が水に溶け出す。 
片目が取れて転がり、あんよに当たると子まりさは動きを止めた。 
徐々に皮が崩れていき、子まりさの周囲の水が黒く濁り始める。

「ゆっぎゃぁぁぁぁぁ!!おちびちゃぁぁぁぁぁん!ゆっくりぃぃぃぃ!ゆっくりぃぃぃぃぃぃ!!」

親れいむの叫びも空しく、子まりさは水に溶けていった。

「ゆぅぅぅぅ!!ごめんんざいぃぃぃ!までぃざたちが、わるかったですぅぅぅぅ!!おうちせんげんして、すみませんでしだぁぁぁ!」

「ごめんなざいぃぃぃ!れいむだちがわるがっだですぅぅぅ!ごめんなざいぃぃぃ!!もうおうちせんげんしませんからぁぁぁ!!」

「ごめんなざいぃぃぃ!ごめんなざいぃぃぃ!ゆるじでぇぇぇぇ!!」

子まりさの溶けていく姿があまりにも強烈だったのか、野良一家は泣きながら男に謝る。 
男はそんな一家を見ようともしないで、注射器の様な物を取り出した。

「あー、別に謝らなくても良いよ。どうせお前等の謝罪は鳴き声だし、それにお前等がおうち宣言止めた所で、他のゆっくりがやるだろ?意味ないんだよ」

「ゆゆぅ?!じゃあ、どーすればいのぉぉぉぉぉ?!」

「だからさ、お前達は死ぬ程悲鳴を上げているだけで良いのさ!」

男は注射器を子れいむのまむまむに刺すと、中身を一気に注入した。

「ゆっぴぃぃぃぃ!れーみゅのまむまむに、へんなこちょしにゃいでよぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!…ゆひぃ!ゆぎぃぃぃぃいっだいぃぃぃ!!」

泣いていたれいむが、突然顔を歪めて苦しがる。 
まむまむが真っ赤に腫れ上がり、額からは紫色の茎が生え始める。 
子れいむは歯をガチガチと鳴らし、唾を飛ばしながら白目を剥いて唸り声を上げる。

「ゆおぉぉぉん!ぐおぉぉぉぉぉ!がぎゃぎゃぎゃぎゃ!ぶおぉぉぉぉぉぉ!」

「ゆわぁぁぁぁ!おちびちゃんに、なにをしたのぉぉぉぉ?!」

「ん?あぁ、よく見ててやれよ。面白い事が起こるからな」

子れいむの額から生えてきた茎は、小さな赤い実をいくつも実らせていく。 
薄っすらと顔の様な模様のある赤い実は、あっという間に赤から紫、紫から黒へと変色して大きくなっていく。 
そしてどす黒い萎れた塊へと変化する。

「ゆっぎゃぁぁぁぁぁ?!なんなのこれはぁぁぁぁぁ!」

「どーなっているんだぜぇぇぇぇぇ?!なにがおこっているんだぜぇぇぇぇ?!」

男が子れいむに注射したのは、れいぱーの精子餡とタバスコを雑ぜた物。 
本来ならゆっくりにとって猛毒のタバスコ。 
それが子れいむの体内に広がり、1分も経たずに餡を吐いていただろう。 
だが精子餡で妊娠する事により、胎内に広がった毒が茎に実った実ゆっくりに集まったのだ。 
母体から栄養と一緒に毒を吸い上げた実ゆっくりは、ゆっくりの形を作る前に死んで黒くなる。 
子れいむは命を拾った替わりに、妊娠時の急激な栄養不足と、体内を毒が駆け巡ると言う苦痛を同時に味わったのだ。

泡を吹きながら白目を剥いて気絶する子れいむ。 
黒ずんだ実ゆっくりの残骸を実らせたせいで、体が若干縮んで皮が弛んでいる。 
男はそんな子れいむに、もう一本同じ物を注射した。

「ぎがっ!ごぼぉ!ごぼぼぼぼぼぼぉぉぉぉぉ?!」

白目を見開いて唸り声を上げながら、ガタガタと震え出す子れいむ。 
額からは別の茎が生え、実ゆっくりが実ったと同時に赤黒く変色して膨らんでいく。

「がびゃびゃびゃびゃびゃ!びびゃ!びっぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

子れいむは甲高い叫び声を上げながらしーしーを漏らすと、そのまま固まって動かなくなった。

「あれ?耐え切れずに死んじまったか?根性ねーな、まったく…」

「ゆっぎゃぁぁぁぁ!おちびちゃぁぁぁぁん!ゆっくりぃぃぃ!ゆっくりしてねぇぇぇぇぇ!」

「どぼじでこんなひどいことをぉぉぉぉぉ!あくまぁぁぁぁ!このあくまぁぁぁぁぁぁ!じねぇぇぇぇ!じねぇぇぇぇぇぇ!!」

「饅頭のお化けに悪魔って言われてもな…」

動かなくなった子れいむに号泣しながら呼びかける親れいむと、泣きながら男を睨み付ける親まりさ。 
男は親まりさを眺めながらニヤニヤと笑うと、親れいむを鷲掴みにして押さえつけた。 
そして何処からか取り出したハンマーで、親れいむの頭を殴り始めた。

「ゆぎゃ!いだいぃ!やめでぇ!どぼじ!ごばっ!ゆびょ!ゆぎぃ!がぎぃ!」

男はしばらく親れいむを殴り続けた。



「げふゅ…がふゅ…びゅっくり…びゅっくり…までぃ…ざ…だずげげ…びゅげ…ごびゅ…」

「ゆわぁ…ぁ…ぁ…でいぶ………どぼじで……こんな……ゆっくり…」

男が変わり果てた親れいむを親まりさの目の前に置いた。 
親まりさは、ガタガタ震えてうめき声を上げる番を見て、力なく涙を流す。 
親れいむの頭は原型を留めないほど陥没し、両目は既に潰れていた。 
頭皮はあちこちが切れて餡が漏れており、餡がついて変形したリボンがれいむだと主張している。 
破壊されているのは口から上だけで、何故か底部は殴られなれていなかった。

「面白いだろ?お前等ってこんな状態でも死なないんだよな。饅頭お化けって感じがするだろ?いやーゆっくりって凄いよなー!」

「ゆぅ…ぅ…でいぶ………まりさたちは…ばけものじゃ……こんな…ゆぅ………」

「そうだ!せっかくだから最後にケーキを作ろう!記念って感じで良いだろ?なあ、まりさ…」

男は親まりさを持ち上げると、楽しそうに微笑んだ。

男は始めに親まりさと親れいむのあんよをホットプレートでこんがり焼いた。 
親れいむは大分弱っていたので特に暴れもしなかったが、親まりさは必死に身を捩って抵抗した。 
だがそんな抵抗も空しく、男の手でポッとプレートに押し付けられて、あんよが黒焦げになるまでじっくりと焼かれた。

「ごめんなざいぃぃぃ!ごめんなざいぃぃぃ!ごめんなざいぃぃぃ!まりちゃ、もうちにかえるぅぅぅぅ!おうちでゆっくちしゅるぅぅぅ!」

親まりさは恐怖で幼児退行したようで、男に必死に謝り続けた。 
あんよが焼き終ると、今度は親れいむの潰れた頭部を切り落とし、その上に親まりさを乗せてオレンジジュースをかけた。 
そして親まりさの帽子を取り、頭にナイフを刺して円形に頭皮を切り取った。

「ゆびゃぁぁぁぁ!まりちゃのきんぱつしゃん!いだいぃぃぃぃ!やめでぇぇぇ!やめでよぉぉぉぉ!」

親まりさはお下げをぶんぶん振りまわして、子まりさのように泣き叫ぶ。 
男はそんな親まりさの頭の穴に、死んだ子れいむを乗せてオレンジジューズをかけた。

男は完成したケーキの土台に、爪楊枝や串を刺して飾り付けをしていく。 
最後に親まりさの腹に「祝100回」とマジックで書くと、完成したゆっくりケーキを庭に出す。

「まりちゃ、いいこになりましゅぅぅぅ!にんげんしゃんは、とってもこわいでしゅぅぅぅ!だから、まりちゃをゆるしてくだしゃいぃぃぃ!ごめんなしゃいぃぃぃ!ゆっぴぃぃぃぃぃ!!」

「げびょ!がひゅ!ゆっびゅじ!ゆっびゅじ!ゆっびゅじぃぃぃぃ!」

「さてと、ケーキカットの前にロウソクに火をつけないとな…」

男はゆっくりケーキに液体燃料をかけるとマッチで火をつけた。 
火はあっという間にゆっくりケーキを包んでいき、周囲に甘い匂いを漂わせる。

「ゆっびゃぁぁぁ!あっちゅい!あっちゅい!ゆっくちぃぃぃ!ゆっくちぃぃぃぃ!ゆぎょぉぉぉぉぉぉ!!」

「じょぼぉぉぉ!びゅぃぃぃぃぃ!!びゅ!びゅ!びゅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

髪の毛が燃え肌が焦げ、禿げた焦げ饅頭に姿を変えていくゆっくりケーキ。 
男は火が鎮火するのも待たずに、スコップを親まりさにつきたててケーキカットする。

「びゃぁぁぁぁ!ゆびゃぁぁぁぁ!びゅ!びゅ…びゅ…びゅ…じゅ…じゅ…じゅ………」

まるでお食べなさいをする様に割れたゆっくりケーキは、そのまま豪快に燃えて焦げていった。





「これがその時のまりさの帽子。どうだ、素敵な面白映像だろ?ゆっくりって面白いよな?」

「なにいっでるのぉぉぉぉ?!これのどこがおもしろいのぉぉぉぉ!!どーしてこんなことができるのぉぉぉぉ?!」

「ゆっぴぃぃぃぃ!きょわいぃぃぃぃ!ゆっくりできにゃいぃぃぃぃ!!」

透明な箱に入れられたれいむと子れいむが、大声を上げて泣き叫ぶ。 
子れいむはすでにしーしーを漏らして、ガタガタと震えている。 
男はそれを見て満足そうに笑うと、クラッカーを鳴らしてくす玉を割った。

「おめでとう!お前達はここでおうち宣言をした200組目のゆっくり一家だ。さあ、ゆっくりしていけよ!!」


【おわり】