~仕入れ店~

「みんなそろったな。」
「ああ、そんでどういう木がいいんだよ?」
「確かに、こっそり材木を追加していくのは名案だけど、僕たち目利きとかじゃないよ?」
「だいじょうぶだよ! れいむはししょーといっしょにきをみてきたからすこしはわかるよ!」
「で、俺たちは具体的に何すればいいんだ?」

「ゆっ!きをみてふしのすくないきをみつけたられいむをよんでほしいの!」
「了解! ではスタート!」
れいむたちはじいさんに仕事をやめてほしくなかった。じいさんは、蜜柑を取ると悪ガキたちにすごく怒るが、普段は、パチンコやゴム鉄砲を作ったり、庭でキャンプをさせてくれたりする、とても優しいじいさんだ。
彼らが出会ったのは数年前、蜜柑の木が塀を越えてしまい、それを悪ガキ達が取り始めたのがきっかけだ、じいさんは、最初、彼らが嫌いだったが、いつからか、木のおもちゃなどをあげるようになり、悪ガキたちとじいさんは仲良くなっていった。
そんなじいさんにれいむたちはずっと、いつか必ず恩返しをしたいと思っていた。
「おーいれいむ!これどーだ?」
「ゆゆっ!これはすごくいいよ!これにしようよ!」
「でも、これけっこー高いよ?払える?」
「全員の金合わせたら買えるだろ。」
「みんな、おねがい!ししょーはめききだから、やすいのならすぐばれちゃうの!」
「わかったわかった!」
れいむたちは材木をいったん家に持ち帰り、じいさんが寝たあとにこっそり運び込むことにした。

~その日の夜~

「みんな しずかにな!」
「ばれたら 意味ないからな!」
「そろーり そろーり」
「れいむ!静かに!」
「ここが倉庫だよ」
「「「知ってるよ」」」
「ショボーン」
れいむたちは扉を少し開けて、倉庫をのぞいた。
「だいじょうぶ!だれもいないよ!」
れいむたちは倉庫の扉を開けて、中に入った。
「ふう、ここにおいてっと」
「よし、ばれないようにさっさと帰ろう!」
けれど・・・
「こらー!家の倉庫で何しとる!」
「しまった!じいさんだ!」

つづく

 
========あとがき============
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