「さぁにんげんさんゆっくりしないでどこかいってね!!おちびちゃんにはゆびいっぽんふれさせないよ!!」

路地裏にれいむの叫びがこだました。

生ゴミ臭いシミだらけの体を風船のように膨らませ、もみ上げをわさわさ動かして俺を威嚇している。

「あのなぁ・・・」

俺は呆れ顔でれいむを見下ろす。

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